Arm Touchについて


Day 1の最初に出てくる『アームタッチ』は、この後に続くDaily Exerciseの土台となります。

間違いやすい部分を、こちらで補足解説したいと思います。


『アームタッチ』と呼んでいますが、『腕で弾く』のではないことに注意してください。

腕の動きは、指の上げ下ろしと、それに付随する手首の動きにくっついています。

手首は固めることなく、指の上げ下ろしの動作で、自然と下がるようにします。

また、「指を高い位置から始める」とあるのは、ハイフィンガー奏法のようなイメージではなく、あくまでも『アームタッチ』を体感するための練習方法です。

実際の演奏で、このように指を高い位置から始めることは、意図した場合を除いて、ほとんどありません。


そして最後の『指はカーブを描く』というのは、「まっすぐでない」という意味にとらえてください。

実際には、少し前までよく聞かれた「手の中に卵が入っている」「手の下に空間がある」というのに比べると、かなり指が伸びているように見えるフォームかと思います。

何かを指差すとき、指をピンと伸ばすのは、かなり力がいりますよね。

でも、「あそこにあるよ」というような場合には、力を入れることなく、自然と指が曲がっています。

『指差すように』「まっすぐでない」というのは、そんなイメージなのです。


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